タイ東北イサーンの街ウドンタニで一年に三回もTM30を申請したのですっかり顔覚えられてこの街で二回目のリタイヤメントビザ延長もスムーズだった話

投稿日:2022年7月19日 更新日:



さて、一年ぶりにビザ延長のお話です。

その前に、タイ在住者必須のTM30のお話から。

去年の四月にプーケットからウドンタニに引っ越してきて、
(プーケットからウドンタニに引っ越してきた話はこちらから)

ホテル暮らしからウドンタニ市内のコンドミニアムを賃貸契約してウドンタニ市民になったわけですが、その時はコンドミニアムの賃貸契約時にTM30の話も織り込んでいたのでコンドの管理事務所からTM30の書類を受け取りウドンタニイミグレーションへ行きウドンタニに来て一回目のTM30は簡単に終了したわけです。
(ウドンタニに引っ越して一回目のTM30の申請とリタイヤメントビザ延長の話はこちらから)


しばらくコンドミニアムに住んでいたのですが、去年の秋口にウドンタニと隣県のノンカーイの県境近くのど田舎の家に引っ越すことになったわけです。

もちろんコンドミニアムは一年契約なのでまだ一年経っていないうちに引っ越すと保証金の家賃二ヶ月分は戻って来ません涙
まあ色々状況の展開が早いのもタイランド。保証金は仕方ないと割り切りコンドミニアムを撤収して田舎の家に引っ越したわけです。

その時にも最初にきっちり家主とTM30の話をしていたわけなのですが、待てど暮らせど一向に書類を準備してくれまへん。
さすがタイランド。

コンドミニアムを撤収して四ヶ月ほど経ったのですが、状況としてはTM30の登録は以前住んでいたコンドミニアムのままになっているわけです。
コンドミニアムの同じ部屋に新しい住人が住んで、もし新しい住人が外国人だった場合、この部屋でTM30の申請をすることになるわけですよ。
もしイミグレが外国人居住者の住所を超厳密に管理してたら住所がダブってしまうわけですよね。

ここはタイランド。
超厳密ってことは無いと思いたいけど、わけわからんところが超絶厳密なタイランド。

だがしかし、現在の住まいの家主に書類の事をやんわりと申し出ても「お〜ぼーべんにゃん(タイ語のイサーン弁でマイペンライの意味。日本語にすると、だいじょうぶだいじょうぶ)」

全然大丈夫っちゃうからな怒

実はこの家での生活、日常的に食料の買い物はほぼ自分。電気代の支払いもほぼ自分。WIFIの料金の支払いも自分。
家主はたま〜に仕事の銭を手に入れると酒と自分の好きな食い物買って来てドヤ顔。

超絶鬱憤が溜まって来た頃やったのもあって、TM30の書類の準備に動いてくれへんのやったら引っ越して出て行くわな〜と。

言うてみたらすぐ動く笑

でも、タイのホテルでも賃貸でも無い普通の家に住んでいる外国人在住者のTM30の申請なんて初めてやからなんの書類が必要なのかよくわからへん。
なので90日レポートを提出しに行くついでにイミグレ職員に確認。

タビアンバーンのコピーと家主のサイン。そしてイミグレでもらった書類にタビアンバーンに名前のある人間全員のサインが必要やと。

はい、超絶ややこしい。

そもそもタビアンバーンに名前のある人間の中にはバンコクに住んでる人間もいるわけで。
でもまあ県外在住者の書類へのサインは郵送でなんとかなりそうやな。


だがしかし、なぜかこの書類へのサインの話が発端で、めんどくさいことに親族間の土地・建物・お金問題が浮上。
親戚同士で喧嘩......

なんでもかんでも「お〜〜ぼーべんにゃ〜〜ん」な田舎のタイ人。
まあ土地や銭が絡む話になると超絶めんどくさい。

この時点ではっきり行ってもう引っ越したい。
って言うか、引っ越そうと新たな住処を探し始めたわけやけども、こう言う状態になって初めて家主は自分で動き出す。
で、親族と喧嘩.....

もうほんまめんどくさいっす。
見てるのも話聞くのもめんどくさいっす。


この親族問題、どう言う話の落とし所でケリがついたのかは全然興味がないので聞かへんだけども家主は話にならんので別の家の人が出向きなんとか書類にサインさせたようで解決。

まあ解決しようがしまいがどうでもええけど笑

めんどくさいことを全て後回しにして、あわよくばめんどくさいことは何もやらずに済ませたい人達ばっかりなのでこんな話ばっかです。


って事で、無事に書類も全て揃ったのでウドンタニイミグレーションオフィスに出向いてTM30を申請。

イミグレの係官には「お〜田舎暮らしするのね〜。のんびりできていいよ〜〜〜」と言われながら無事パスポートに新しい住処のTM30の書類片がホッチキスで止められたわけです。



なのですが、自分の中で湧き上がった心のモヤモヤは治りません。
このままここの家に住み続けられるのか?の自問自答が繰り返される日々が始まるわけです。

またいつか記事にしようと思ってますが、イサーンのど田舎の現状はほんま酷いですよ。
街も人間も生活も。
見てはいけないタイランドです。


で、タイ正月間近のとある日に大事件が勃発したわけです。
日々積もりに積もったモヤモヤが大爆発してしまったわけで、もうおさまりません。

速攻で荷物全部車に積んで家を出ました。
荷物が少ないとこう言う状況になった時にはめちゃめちゃ楽ですね笑

荷造りはほんの30分で終了ですわ。


で、以前から気になっていたアパートの大家さんに連絡して、もし空いてるなら今日いますぐから住みたいのですがと打診して見たところ快く受け入れてもらえました。

常日頃からいろんなところを走り回って綺麗そうな借家やアパートなんかを見て回っててほんま良かったと思った瞬間でした。

で、新たの部屋の大家さんにTM30の事を話してみると、外国人居住者も少ないエリアだからかTM30の事を聞いたのは初めてみたいでした。
でも快く協力を約束してくれて、次の日にはこちらがお願いした書類を全て準備してくれてウドンタニイミグレーションオフィスにも同行してくれました。

プーケットに移住して初めての家を借りてから八回目の引っ越しですが、自分で探した部屋の大家さんは全て協力的でいい人ばかりに巡り合うことができてほんまラッキーです。

まあ部屋の下見で大家さんと会って話して、雰囲気良くなさそうな人やったら契約しないですけどね。


三回目のウドンタニイミグレーションオフィスでのTM30でしたが、係官からは「ウドンタニの田舎にいたの短かったね〜。やっぱ田舎は住むの大変でしょ。」って言われました。
全力で「ほんま大変ですわ〜」って返事しときました笑


って事で、一年で三回目のTM30の申請を経験したわけです。
まだウドンタニに住んで一年経ってなかったのにすっかりイミグレの係官には顔を覚えてもらえました笑


そしてちょうどリタイヤメントビザ期限の一ヶ月ほど前に90日レポートがあったので、イミグレに行ったついでにパスポートと通帳を見てもらいリタイヤメントビザ延長に必要な書類を事前に確認してもらいました。

やっぱり今回も通帳の確認にはものすごく時間をかけてました。
自分の通帳は普段の生活費の出し入れもあったりで入出金の頻度が多いのと、タイの銀行のシステムでは通帳記帳はその月の分しかできないんですよね。

つまりは毎月月末に記帳しなければならない訳です。

うっかり月末を過ぎてしまうともうその月の記帳はできません。

かなり厄介です。

今回のビザの延長が終わったら、この口座は動かさないことにしようと思います。


今回ウドンタニイミグレーションオフィスでリタイヤメントビザの延長に必要と言われた書類は、

●パスポート
●アパートのタビアンバーンのコピーと家主のサイン(コピー可)
●アパートの家主のIDカードのコピーと家主サイン(コピー可)
●アパートの契約書類(コピー可)
●通帳
●通帳の1年間のステートメント(原本)地方の支店では発行できない為、依頼すると本店から届くのに約1週間かかります。
●通帳の残高証明(原本)ビザ延長申請当日に作成したもの。こちらは地方の支店でも発行可能。
●顔写真
●リタイヤメントビザ申請料1,900バーツ

でした。

プーケットのイミグレやとこの他に住居の前で撮影した申請者の顔入りの写真と申請書、パスポートと通帳の必要なページのコピーなどなどが必要やったように記憶してます。

管轄によって微妙に違うのがタイランド。
何回も言うけど申請前に確認するのがいいですよ。

毎年毎回、どこのイミグレに行っても見かけるのがイミグレの係官と言い合いしてる外国人旦那とそれをなだめるタイ人妻。
外国人旦那の言い分は「去年はこれでよかったやないかい」やとか「どこそこのイミグレではこれでやってくれた」やとか。

なんと言おうとイミグレの係官があかんって言うたらもう絶対受けてくれまへん。
ビザは発行させるものじゃなくて発行してもらうものです。


90デイズリポートが終わったその足で銀行に行って1年間のステートメントを依頼して来て、ステートメントが届く日にリタイヤメントビザの申請に行くことにしました。


銀行が指定してた1年間のステートメントが届く日、上記リタイヤメントビザ延長申請書類を全て準備してまずは銀行へ。

1年間のステートメントの書類が無事に届いてました。
で、残高証明書を依頼作成してもらいます。
これは少し待ってるとすぐに発行してくれます。

1年間のステートメントの書類発行手数料が200バーツ。(依頼時に先払いです)
残高証明書の発行手数料が100バーツ。


あ、大事なことを忘れてました。
居住関係の書類ですが、全て事前に自分でコピーして行ったほうがいいです。
去年、確認だけなのかと思って原本を持って行ったところ、原本戻って来ませんでした。





さて、書類も全て揃ったのでウドンタニイミグレーションオフィスへGO〜♪



天気も良くって最高のビザ延長日和です笑

時間はすでに14時を過ぎてますがこのくらいの時間からのが空いててスムーズです。
建物内へ入ると結構人がいてカウンターが全て埋まってました。
全て埋まってると言ってもカウンターは5つくらいしかないですが。


いつもの係官がいないなーと思って待ってると奥のオフィスから出て来て「今日は何するの?」と聞かれたので「ビザの延長っす」とパスポートとそのほかの書類全てを渡します。

しばらくすると一番奥のカウンター席へ呼ばれ座るようにと。

申請書にサインと電話番号の記入だけを求められます。
そう、ウドンタニのイミグレで申請書類の内容を記入したこと一回もないんですよね。
常にサインと電話暗号の記入だけ。
あとは全部職員が記入してくれます。

優しさマックスです。

パスポートのコピーも職員がとってくれるのですが相当な枚数になってました。

しばし待ってるとカウンターに座ったままで顔写真を撮られて、リタイヤメントビザ延長手数料の1,900バーツの支払いに1,000バーツ札二枚で支払って終了。

お釣りは自動的にコピー代金に充当です。
領収書はパスポートに挟んでくれてありました。


あっという間にリタイヤメントビザの延長手続き終了です。

返してもらったパスポートを入り口近くの90デイズレポートのカウンターへ持って行くように言われるので、そっちへ移動。
90デイズレポートがリセットされてまた新たに今日の日付からスタートになるので書類作り直してもらって終了です。


また一年タイランドに住まわせてもらえます感謝。


もう何度も何度もやって来たタイランドのビザ関係の申請。
やっぱりリタイヤメントビザの延長申請が一番楽です。

ポイントは3つだけ。

●住居が変わったらきっちりTM30の申請をする。その時の書類関係は全て多い目にコピーしておく。
●銀行口座の残高は可能なら一年を通して80万バーツ残しておく。
●事前に今回のビザ延長手続きに必要な書類をイミグレで確認する。

以上ですね。

めんどくさいと思われがちなビザ関係の手続きですが、実際現場で確認して書類集めて持って行くだけなのでそれほどめんどくさいことはないですね。
ただ時間はかかりますが、リタイヤ生活やから時間だけはいっぱいありますもんね。


今回は「タイ東北イサーンの街ウドンタニで一年に三回もTM30を申請したのですっかり顔覚えられてこの街で二回目のリタイヤメントビザ延長もスムーズだった話」を忘備録も兼ねて記事にしてみました。

少しでも参考になれば幸いです。



ほなまた。

いっつもおおきんな。


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